前にも勉強すると言って勉強した気がします。
忘れたならまた勉強すればいいのです。みつを
何かと度々話題に上がる対潜支援。
仕様や基本的な考え方等々の大衆的な記事は偉い人に任せて、好き勝手に色々書きます。
1.現状の持ち物確認
24早春イベ準備編では「何も手を付けていない」状態でした。
「流石にこれはまずい。1イベ毎に1つはオ号を増やそう」ということで、オ号を2つ(イベ前に1つ、イベ後に1つ)増産して今に至ります。
オ号の内訳は任務1、日向2、褒章1、改修更新2となっています。
日向改二ドロップしろ!
2.ゴールの設定
カ号改修自体は比較的安いですが、何より必要数が多く、さらにオ号にとどまらずオ号改二を経由したS-51Jまであります。
どこまでやるか、というのが対潜支援強化の一番難しく重要なポイントだと感じます。
簡単に目標を挙げると
①開発可能なカ号で全スロットを埋める
②伊勢型関連でオ号・Sー51Jを貰う
③更新でオ号を増やす
④更新でS-51Jを増やす
①と②は前後するとしても、大体こんな感じでしょうか。カ号で埋める、貰えるものを貰う、オ号に強化、S-51Jに強化という流れが見えます。
大体の資材消費はオ号が釘78/ネジ38/航空資材1、S-51Jが釘510/ネジ248/航空資材7。
オ号改二の更新にオ号改二が必要で、思ったより消費が跳ね上がるようです。計算したら想像以上で目を疑いました:;(∩´﹏`∩);:
明石の改修工廠早見表 より
コストだけで判断した個人的見解としては
- オ号は許容範囲だけど出来れば作る数を減らしたい
- S-51Jはとても重い腰を上げて1つ
③のオ号染めをとりあえずのゴールとして目指します。
一応③、④と分けましたが、スロット全てをそれで埋めないといけない!ということではないです。効果の小さい1桁スロなどはカ号と割り切っても良いと思います。
2-1.行程確認
使える装備の範囲がなんとなく見えてきました。
ここからどういう行程を踏めばいいのかを考えます。
まず対潜支援に関連する要素を挙げると
- 機体の対潜値
- 使用する艦(機数・スロット数)
- 攻撃対象(敵の耐久・装甲・回避項)
大雑把ですがこの3つです。制空状態はひとまず横に置きます。
機体はオ号メイン、S-51Jが1つ(2つ)、残りはカ号。
[現時点]
↓
仮想敵を決める
↓
艦を決める
┣ a.必要な機数から
┣ b.搭載数の強さから
┗ c.戦闘シミュでローラーして
↓
想定編成を組み、必要な装備を割り出す
艦を決める段階についてですが、正直ここが一番どうしたら良いかわからないので3つくらい試そう、という感じです。
情報量が違うのでa:b:c =10%:10%:80% くらいで扱おうかと。
3.仮想敵
艦の選択作業もありますが、先にこちらからやっていきます。
まずは自分が過去に対潜支援を使った海域の敵を抜き出してみました。
姫級編成に使った記録が無いですが、随伴はフラソでしょう。
随伴の一番強い敵を仮想敵として左3つはフラソ、右から2番目はエリソ、一番右はエリヨと分けます。
4.艦の選択
行程通り、3つの手法をやりながら見ていこうと思います。
4-a.必要な機数から
話はいったん変わり、皆さんご存じの通り対潜支援の攻撃倍率は3種類あります。
変動倍率と発生確率はそれぞれ 1.2倍40%、1.5倍10%、2.0倍50%です。
「50%で発生する倍率2.0倍攻撃で大破以上になればヨシ!」と私が考えているのも皆さん既に知っているでしょう。(雑な説明)
確率10%は少ない、倍率1.2倍ではダメージをあまり期待できない、命中率が悪いので効率の良い上澄みだけ掬おう作戦です。
そしてこの上澄みが大破以上(雷撃を無効化できるライン)に収まる機数を調べます。
撃沈+大破が50%以上になる機数です。制空シミュで調べました。
対エリヨ・エリソはカ号と手持ちのオ号で十分に見えるので深く考えずによさそうです。加賀護や日向の5スロが強いでしょうか。
対フラソはオ号15機と意外に多いです。15機以上を3スロット持つのは加賀護、ヴィクトリアス改、飛鷹型改、隼鷹改二、瑞鳳乙、軽空鈴熊。また、隼鷹改二と軽空鈴熊はカ号の22機も満たせます。
飛鷹型改は18/18/18/12と最後までチョコたっぷりなので改めてその強さを実感します。考えるまでもなく2枠固定ですね。
瑞鳳乙は軽空鈴熊の下位互換になってしまうので除外します。
残っているのは加賀護、ヴィクトリアス改、軽空鈴熊になります。
固定
自由枠
この手法だとここまでしか絞れません。
ちとちよや龍鳳など搭載数の惜しい艦はいますが、これはここまでです。
4-b.搭載数の強さから
以前にもお世話になったこちらに登場していただきましょう。艦載機計算機です。
搭載数のルートを1スロットの威力として計算しているだけですが、こと航空支援に関しては簡単に強そうなところを選べるので重宝しています。
全スロット(加賀護17.52、ヴィ14.26、伊勢15.20、日向15.92)
最小スロットを除く(加賀護15.07、ヴィ12.84、伊勢13.79、日向14.50)
総威力となるとやはり5スロが強いのか、加賀護がどちらもトップ、日向も上位にいます。飛鷹型改は相変わらずですが、隼鷹改二と龍鳳がどちらも上位に来ているのが見て取れます。
4-c.戦闘シミュ
倍率2.0発生確率50%の上澄みだけ、搭載数のルートを取っただけ、などの情報とは桁違いの情報量で攻めます。
情報は多ければ多いほど良いと古事記、聖書、道徳の教科書にも書いてますからね。
設定は本隊潜水1隻、敵はフラソ・エリソ・エリヨの3編成。
SとA勝利の割合を記録して比較します。
対潜支援の枠組みは以下になります。サミュにカ号3、飛鷹型改にオ号7とSー51J。
加賀護の箇所は同じ艦を入れ、装備はカ号4~5・オ号3とカ号1~2・オ号4~5の3種類です。混合はオ号を大きいところから3枠優先しています。
潜水3編成を同時にシミュレートする関係で全キラ道中支援。
(D敗北は10%程度あり、恐らく支援サボリ9%と全ミス+微ダメの1%)
思い切って1セット約20万回しました。
※情報は多い方が良いと言いましたが、本隊や敵編成など実戦に近い形でやるということではないです。実戦に近いところから影響の少ない部分をそぎ落としていき、対潜支援に必要な要素は残します。1つのスロットに対して敵の攻撃力を計算するところから、同時に複数のスロットを計算、命中率も追加、タゲの概念なども入れて、対潜支援というものに近づくという意味で情報は多い方がいいという意味です。本隊の対潜火力がどうであれ対潜支援でやることは恐らく変わらないでしょう。一応説明。
無駄話を挟みましたが、これがその結果です(画像ですまない)
まずエリヨ編成は加賀護と飛鷹型改が圧倒的で、それに龍鳳、ちとちよが続いています。日向は5スロの暴力かと思いきや普通の軽空並みでした。
エリソ編成でも飛鷹型改と加賀護は圧倒的だが、飛鷹型改の方が逆転して優位に立っています。次いで龍鳳、鈴熊となり、ちとちよは少し落ちています。
エリソ大破+撃沈50%のラインとなるカ号13機、オ号9機付近がある瑞鳳・ちとちよ・日向は他よりも伸びが良くなっているように見えます。
最後にフラソ編成。さきほど固定枠とした飛鷹型改、自由枠のヴィクトリアス改、軽空鈴熊、加賀護、加えて龍鳳が上位に来ています。2枠選ぶならヴィクトリアス改と軽空鈴熊でしょうか。
加賀護の8,6機にもオ号を載せれば自由枠に入るほど伸びますが、18,16機ほどは伸びないので妥協ポイントかもしれません。2,4機は微差栗です。
5.想定編成と必要装備
艦の選択は敵編成に多少左右されますが、
エリヨ・エリソ相手はフラソのおこぼれを貰う感じなのでフラソに絞って組んでみると
1桁スロットついてはカ号で妥協しようと思います。12機のところは頑張ります。
S-51J増産は気が遠くなるのでオ号が終わってから考えます(多分しない)。
ひとますのゴールとして、オ号は13機となりそうです。
特に意味はありませんが鈴熊戦争は熊野派です。
結果として戦闘シミュの物を採用しましたが、必要な機数から絞る手法が意外と近かったように感じます。ヴィクトリアスは正直驚きました。
オ号13機となると、現在6機なのであと7機ですね。1週間に2回として約9か月。ネジ買ってるわけではないのでのんびりやります。
ここまで回転翼機のみの編成を考えてきました。対潜支援のベースとなる敵制空の無い潜水ならここまでで十分な気がします。まずこれが組めるようになるのが当面の目標になりそうです。
それはさておき、こういう機会で無いと考えないのでもう少し踏み込んでみようと思います。
6.艦攻艦爆
水上敵を避けて出したりボーキ消費の問題だったり扱いが難しそうではありますが、搭載数が多く回転翼機より強力な対潜になりそうな感じがします。ついでに水上敵にもダメージが入ればハッピーハッピーハッピー
ただ、まともに編成を考えたことがないのでこの先は手探り状態に近いです。書きながら進めています。
6-1.回転翼機との比較
まずは搭載数の威力確認から。
この辺りからイントレピッド改、赤城改二、加賀改二、翔鶴改二、瑞鶴改二、Saratoga Mod.2、Hornet改の7隻を戦闘シミュに入れてみます。
機体は対潜13,10,10,9の4種類で、弱い機体を上から載せていきますが一桁スロットは一番弱い機体にします。
敵編成はフラソ編成のみ、後は先ほどの設定と同じにします。
こちらが結果です。オ号の欄に継ぎ足ししてしまいました。
やはり搭載数…!搭載数は全てを解決する…!
これらの結果から2編成作ってみます。
艦攻艦爆のイントレピッド改とオ号の加賀護…S+A率48.6%
艦攻艦爆のイントレピッド改・ホーネット改…S+A率46.6%
オ号を13機作るとすると加賀護に5つ載せられるので採用してみました。
対潜値の高い艦攻艦爆が足りず、対潜8のTBM-3Dが入ってしまいました。また19.21機に対潜9で火力不足になった事もあり、オ号に比べると結果が良くないようです。
6-2.水上編成を挟む場合
撃墜されることによる対潜火力の減少を見てみます。
22夏・初秋E5(艦これwiki)A→C→J
敵に制空値は無く、割合(搭載15機)と固定撃墜が画像の通りです。
撤退を無くし1戦目と3戦目のS+A率を見てみると、
この程度の撃墜であれば艦攻艦爆の方が強さを維持できそうです。
イントレピッド・加賀護の方が良い成績ですが、敵が強くないことや警戒陣が出ることを考えるとホーネットも選択肢に入りそうです。
回転翼機だけでも確率が下がっていますが、これはst1の撃墜が発生しているからと思われます。艦これ内でのst1軽減はわかりませんが、戦闘シミュ内は特に軽減が無いようです。
ここで前回イベについても少し触れてみたいと思います。
24早春イベE4(艦これwiki)A(A1)→C→E
E4-1に潜水→水上→潜水の流れがあります。
先ほどより敵対空が高く、制空状態も悪くなる中で艦攻艦爆を使っても大丈夫なのでしょうか。
使った編成は同じ3編成にプラスして、水上マスで劣勢になるよう爆戦を入れた編成です。
当たり前ですけど、制空状態が悪くなるとボーキ消費が増えます。それに伴って対潜火力もかなり落ちているようです。喪失はダメそうですね。
劣勢にしてようやく回転翼機のみの編成より3戦目が強くなるようです。この成績ならば劣勢編成も使えそうです。ボーキはその時の資材と相談で。
艦攻艦爆を使った対潜支援については敵編成を2つ使って調べてみました。
対潜支援を使う箇所で潜水→水上→潜水というのがあまりなく、正直データ不足感もあります。簡単に個人的見解を書くと「基本線はイントレピッド+加賀護で劣勢以上」。
ただこの記事では対潜支援を中心として扱うので、潜水マスへの火力しか見ませんでした。水上敵への火力も含めてしまうと、本隊の入力などをして周回の撤退率などを見る事になるなど複雑になりそうです。後は純粋な知識・見識不足で答えにたどり着くのが困難な気がしています。
簡単に言うと、潜水マスと水上マスの火力はトレードオフになるのでバランスを取るのが難しそうだということです。
イントレピッドホーネットと言った優秀だと判断した艦は制空確保時で、装備の載せ方はかなり簡単です。
制空状態が悪い時の艦載機減少を考慮してもおおよそ結果は変わらないだろうと踏んで論を展開していることは書いておきます。
7.潜水空襲マス
23早春イベに突如として現れたものです。
ちなみに理不尽を煮詰めてジャムにしたら潜水空襲マスになります。
7-1.敵編成の確認
3つのイベントごとに使われていた編成を抜き出してみました。
23早春
23夏
24早春
イベントを経るごとに潜水艦や空母が弱くなっているのが分かります。
また、道中必ず通るところに置かれていたものが迂回ルートに置かれるようになりました。
23早春の編成はやりすぎな気もしますが、基本潜水3隻・強いところで空母2隻の23夏レベルは最低でも出るのではないでしょうか。
イベントを重ねるにつれて編成が強くなることも十分予測されます。
7-2.制空状態ごとの比較
確保~喪失を比較してみます。
今回も同じく戦闘シミュに入力してS+A率を見ます。
二式水戦熟練を増やして制空値を調整したので、1戦目の成績が上がっています。
参考程度に捉えていますが、制空状態が良くなるにつれてある程度の成績良化は期待できそうです。
7-3.23夏E6
23夏E6(艦これwiki)
23夏イベE6のR→Sというルートをなぞります。ただ、今回は比較しやすくするためRマスの潜水をフラソ3エリソ1→フラソ3に変更。
本隊はSマス優勢、固定撃墜を15と8、対空CI無しにします。固定撃墜は自分の攻略編成から第一第二艦隊のそれぞれ平均を参考にしました。対空CIも同じく。
イントレピッド編成の劣勢はF4U-7、加賀護に隼Ⅲ20を2つ、拮抗は飛鷹隼鷹に隼Ⅲ20を1つずつ入れて制空を調整しました。軽空鈴熊編成は隼Ⅲ20系を4つ入れて劣勢です。
制空状態による差は先ほどと似たような数値になっています。
喪失は大きく成績が下がりボーキも大きく消費するのでやめた方がよさそうです。
劣勢と拮抗はどちらを取るかが問題になりそうです。どちらが良いと断言するのは難しいですが、2戦目を煙幕想定でB勝利以下の確率を減らすために拮抗を取る方が良いでしょうか。ここは本隊と相談するのが良いかもしれません。
回転翼機のみか艦攻艦爆を混ぜるかは、その時のボーキ次第な気がします。3戦目に通常マスもあり、さらに消費が増えるのを考慮しつつという感じです。
ラスダンくらいはボーキ投げ飛ばす価値があるように感じます。
7-4.対空カットイン
途中で思い出しましたが、通常航空戦→対潜支援という流れなので対空が支援の制空値に影響します。
対空CIなし
対空CIあり(アトランタ)
艦載機は同じでアトランタを追加しただけですが、制空状態の確率がだいぶ変わりました。対空砲火の違いで敵制空値に約50の差が出てくるようです。
艦載機の性能を見てみると対空8のようです。対空0の敵機体は珍しい気もしますが、確認は大事。
航空支援・対潜支援は対空砲火、敵機体対空も大事、覚えました。
8.まとめ
長そうだからまとめだけ見に来た方々もいらっしゃい。ゆっくりしていってね。
回転翼機のみの編成
艦攻艦爆を使う編成
- 正規空母の優先順位は①イントレピッド改、②ホーネット改
- 水上敵を挟む場合劣勢以上でイントレピッド改と加賀護(オ号)
対潜空襲マス
- 劣勢以上にしてイントレピッド改と加賀護
- ボーキ消費を考慮してヴィクトリアス改と軽空鈴熊
- 本隊で対空カットインを使って必要制空を下げられる
回転翼機だけより艦攻艦爆を使った正規空母を入れた方が、大体の場合対潜火力が高くなるようです。制空状態は常に劣勢以上、余裕があれば拮抗まで行けるとなお良し。当然ボーキ消費はその分増えるので使い方には注意。
どこまで改修するかという内容はかなりあっさり、艦の選択・艦載機の損耗絡みは比較的ねちっこく取り組んだつもりです。
9.あとがき
戦闘シミュを使いS+A率を中心に見ました。何故この数値を使ったかというと
まあ……なかなか他に使えるものがありませんからね。B勝利は少量のダメージも含むのでそこを除外します。旗艦の状態でもいいですが、道中で見る数値では無いですし。
本隊を調整したりでB勝利とC敗北に分けることもできますが、HPの調整が結構面倒です。手間は減らしたいですよね。
加えて、このS+A率という指標についてでしょうか。
これが40%あったから撤退率がどうなる、とは全く別の話になります。艦Aは40%、Bは45%、Cは50%あるので艦Cを採用、という作業を繰り返しただけです。DPS比較とかそんな感じ?
あとは、データを使いませんでしたがオ号1対フラソ1の様子を見ていたりしました。
これだと15機で何かが変わるということも特に無いです。おそらく撃沈した分は全て48ダメージなので14機くらいから若干緩やかになっているかな?という感じです。
こんなことをしなくても戦闘シミュに全部突っ込めば問題無いんですけどね。こういうのが載せ方のアイディアになったりならなかったり。
話は変わって、明確に誰に向けた記事かというのは一応あります。
拝啓 この記事を読んでいるあなたは どのイベをしているのだろう
記事中の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
イベ中適当に対潜支援を組むのではないか、そういう悩みです。
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