楽器のカタログ見てると止まらなくなる

世の中には「マウスピースコレクター」なる存在が多くいるらしい。

2~3個用ケースじゃなくて約20個用ケースに入れているとか。

 

 

マウスピースよりは高いけど、楽器の種類も同じくらい大量にあって眺めてるだけで飽きない。

 

トロンボーンも様々なメーカーがあるのはもちろんのこと、ソプラノからコントラバスまで種類があってマウスパイプの有無、細萓太管、スライド幅がナローかワイド、石突の形と色、バルブの種類と管の巻き方、ダブルロータリーならインラインかオフセットか、抜差管のリバースシステム、バランサーの位置形状重量着脱、支柱の形と本数、ベルの加工方法、ベルカット、各パーツに使われてる金属、他にも刻印などにメーカーの拘りとセンスが詰められてて単体で見ても飽きない、見比べてしまうと時間が足りない、選定品を見つけてしまうとより一層興味が惹かれてしまって(早口)

 

 

買うつもりはそこまでないけど、見てるとのめり込んで…ね。

 

ヤマハが開発したVバルブを搭載「YSL-882V」の生産終了を最近知って若干悲しくなってた。

生産終了自体は昨年~今年の初め頃?そんな昔ではなかった。

 

この楽器は外見がね、Vバルブの形状がなんかかっこよくて。

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これ。スリムな感じいいな。

実際に吹いたことは無いけど、そのうち吹いてみたい(願望)

 

 

入れ替わるように、ヤマハから2021年4月に新モデル「YSL-825」が発売。

jp.yamaha.com

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管の配置面白い。

(若干無理矢理なように見えるけど)主管とF管で息の流れる向き揃えてる。

 

各管の素材をこだわってるようで

・ベルがイエローに対して主管F管がゴールド(ベルがゴールドの場合は逆に主管F管イエロー)

・スライド外管をゴールド

・マウスパイプをシルバー

こんなに素材ミックスさせたらどうなるんだろうなほんと。

 

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支柱の形状が3点留めってのもいいな。

主管とF管を直接つないでる支柱無い。

 

 

そしてお値段なんと!64.3万!

 

同じヤマハのテナーバスは大体20~45万だから、ずば抜けて高い。

それくらい素材と技術にこだわりが詰まっているのかもしれない。

値段が上がる要因の1つにバルブがあるけど、そこに新設計の二体式ロータリーバルブを使ってるらしい。

 

 

最高級の値段ならトローヤ115万、タイン118万とかあるから、

もしかしたら64万は安いのかもしれん(感覚麻痺)。

 

ヤマハの回し者みたいになったけど、使ってるのはXOなのでね。

 

 

 

様々なメーカーのトロンボーン見てて思うのは、その特色が一番出る部分が

「バルブ」とそこから繋がるF管の形状かもしれない。

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https://www.nonaka.com/catalog/pdf/bach_trb_c.pdf 

バルブの種類は一般的に左からロータリー、ハグマン、セイヤー(アキシャルフロー)の3種がよく使われてる形かも。

上の方で紹介した

・Vバルブ

・二体式ロータリー

他に

・トゥルーボアバルブ

・CL2000ロータリー

・グリーンホーバルブ

・オープンフローバルブ

・フルフローバルブ

・ボスクバルブ

・ロタックスバルブ

 

正直ありすぎてわからん。よく見ないと違いもわからん。

セイヤーとVバルブ以外は、基本的にロータリーを使って息の流れを変える機構。

息の流れをスムーズにするべく管の巻く角度、ロータリーに管を取り付ける位置などメーカーがそれぞれ研究した結果、これほど多くの種類が出来ていると考えるととても面白い!

息の流れる向きを主管とF管で同じにするか逆にするかも注目ポイント。

F管の形状もオリジナリティがあって云々。

 

 

 

長くなり申して候(反省)

もし楽器買う時はハグマン買いたいな。

扱ってるメーカー少ないからもっと増えたらということで。

気になる点と知識欲が無限に増えていきそうなのでこの辺で終わり!